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2012/02/07 火曜日 00:40:40 JST
4. 科学技術コミュニケーション教育での位置づけ PDF プリント メール
2007/04/03 火曜日 18:49:17 JST

大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)では、全学の大学院生向け共通教育の一つとして、科学技術コミュニケーション教育のプログラムを進めています。

近年、全国のいくつかの大学で、科学技術コミュニケーション教育のプログラムが進められています。CSCDでは、第一に、将来、各分野の専門家になる大学院生に、他の専門分野や職業、さまざまな背景をもった市民とコミュニケートしたり協働したりできるためのコミュニケーション力や、そのための社会的判断力やセンス、素養(リテラシー)を養ってもらうことを目的にしています。

CSCDでは、全学の大学院生向け共通教育科目として、下の図のような段階的なプログラムを設けています。

第一段階(step1)は、「科学技術コミュニケーション入門」で、講義型式で、前期・後期それぞれ行われます。近年、日本も含めて世界的に科学技術コミュニケーションが重要になっている背景や、政策動向、遺伝子組換え作物やBSE(牛海綿状脳症)などコミュニケーションが問題となる事例の分析、プレゼンテーション技法やコミュニケーションの方法論の紹介が行われています。

第二段階(step2)は、「科学技術コミュニケーション演習1」として、「科学技術コミュニケーションの理論と実践」という科目名で、夏季集中授業として演習型式で行われています。非専門家の一般の人々とコミュニケーションする前に、まず、異なる分野の専門家同士のコミュニケーションの難しさや意義を理解してもらうための「異分野間対話」がテーマになっています。最初に、アイスブレークとして、それぞれ異なる専門分野の学生を集めた「混成グループ」に分かれて、個々の研究内容について紹介しあう自己紹介セッションがあり、その後は、「BSEが疑われる米国牛産肉の輸入再開問題」や「原子力発電所の高エネルギー核廃棄物の地層埋め立て処分問題」など、現実の社会でまだ正解の定まっていない科学技術関係の問題について、討論や調査などをグループワークで行ってもらうことになっています。

2007年度までの段階で実施されているのは、ここまでの段階ですが、今後は、さらに第三段階(step3)として、より実践的な演習や、さらにOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)フェイズとして、サイエンスカフェなどCSCDが行う科学技術コミュニケーション活動への参画が考えられています。

サイエンスショップへの参加が位置づけられているのは、このOJTフェイズになっています。将来的には、科学技術コミュニケーション教育のカリキュラム全体を拡充するなかで、サイエンスショップに関係する科目も増やす予定です。

もちろんサイエンスショップのプロジェクトに学生は、「3. 阪大サイエンスショップの運営方法」で紹介したように、さまざまな形で参加することができ、科学技術コミュニケーションの一連の授業を受けることなく、直接的に参加することもできます。

なお、科学技術コミュニケーションの科目も含めてCSCDの科目は、2007年度から「公開講座」というかたちで、阪大生以外の学外の方も受講できるようになっています。詳しくは下記案内をご覧ください。

また、科学技術コミュニケーションについては、「科学技術コミュニケーションデザイン・セミナー」、「サイエンスカフェ」、「ジュニア・サイエンスカフェ(中高生向け)」など、公開のセミナーやイベントが開催されています。過去の開催記録や、今後の予定などについては、下記のサイトをご覧ください。

 

科学技術コミュニケーション教育におけるサイエンスショップの位置づけ

 

最終更新日 ( 2009/08/12 水曜日 11:20:11 JST )
 
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